子供が勉強できないのは親のせいなのか、どんな親が勉強できない子供に育ててしまうのかについて解説します。
目次
勉強できない子になるのは親のせいと言われる理由
多くの勉強ができる子供たちは、親との関わりの中で、勉強の重要性や楽しさを学んでいきます。
ですから、勉強ができず勉強嫌いな子たちは、親から勉強の楽しさを学べていないとも言えます。
勉強すると将来自分にとってどんないいことがあるかがわからないので、やる気もでず怒られても勉強する気持ちにならないのです。
勉強できない子を持つ親の特徴
- 勉強を強要している
- 子供に任せっぱなし・勉強に付き添っていない
- 褒めない・怒りすぎ
- 過保護
- 信用していない
- 生活環境が乱れている
子供の可能性を狭め、勉強が苦手・嫌いな子に育ててしまう親は、上記のような特徴を持っています。
勉強を強要している
子供にとって勉強は遊ぶことと比べると、面倒なことです。
大人でも面倒なことを強要されると、どんどん嫌いになりますますやりたくなくなってしまいます。
勉強を子供に任せっぱなし
子供が1人で勉強に取り組むのが理想と思う親が多いですが、子供は、1人で机に向かう勉強は楽しくないと思いがち。
1人での勉強は、わからないことをそのまま放置してしまうので、できないことが増え楽しいと感じられません。
褒めない・怒りすぎ
せっかく子供が頑張っているのに、親が褒めずに怒ってばかりだと、努力をしても認めてもらえないとやる気が無くなってしまいます。
過保護
親が先回りしてすべてやってしまうと、子供は自分でやる必要がないと思い、自分から考えることを放棄するように。
創造力や自主性が育ちにくくなります。
信用していない
子供はやったことを信用してもらえないと、「頑張ってもムダ」と努力することをやめてしまいます。
生活環境が乱れている
- 常にスマホを見ている
- 本や新聞を読まない
- 片付けが苦手
- テレビがつけっぱなし
親の生活スタイルも子供の勉強嫌いに影響を与えます。
親が学ぶことの楽しさを子供に伝えることで、子供は様々なことに興味を持ち勉強が好きになっていきます。
親がスマホに依存し、本や新聞などから得られる知識に興味がないと、子供も学ぶことに興味ちにくいです。
また、家の中が散らかり、テレビがいつもついているような勉強しにくい環境だと、子供はなかなか勉強したいという気持ちになれません。
勉強ができない子供の特徴
勉強ができない子供は、そもそも勉強する時間が少ない場合が多いですが、他にも
- 目的意識がない
- 勉強のやり方を知らない
- わからないことを放置
といった、原因があります。
目的意識がない
勉強は遊ぶことよりも楽しくないことなので、なぜ勉強する必要があるのかといった目的を理解できていないと、いくら親が怒ってもやる気がおきません。
勉強のやり方を知らない
勉強しろと言われても、何をどう勉強すれば良いのかわからない子供が多いです。
- まずは毎日宿題を最初にやる
- 月曜日には、算数のドリルを3ページやる
- 火曜日には、漢字練習をする
など具体的なスケジュールをを決めてあげると、取り組みやすくなります。
わからないことを放置
勉強は積み重ねです。
わからないことをそのままにしておくと、次に学ぶこともわかならなくなってしまうので、放置するとどんどん勉強ができなくなります。
わからないことを、1人で理解できるようになることは難しいので、教えてあげる必要があります。
成績が悪い子供の将来
勉強なんて何の約にも立たないという考え方もありますが、勉強ができず成績が悪いと、子供の将来にも影響があります。
- 志望校に入れない
- やりたい職業に就けない
- 収入が低くなる
勉強以外で将来を切り開くことも可能ですが、勉強はできるに越したことはありません。
勉強ができる子供に育てるための親の役割
親の大事な役目は、勉強すると楽しいと子供が感じられるようサポートしてあげることです。
勉強自体を好きになることは難しいですが、
- 知らなかったことを知ることができる
- 勉強を頑張るとテストの点が上がる
など、勉強すると楽しいとわかるようになると、どんどん自分から勉強するようになります。
勉強をするとこんないいことがあるという「ベネフィット」を、子供に伝えてあげるようにしましょう。
分からないことを放置しない
苦手な教科やわからない問題をそのままにしておくと、できないことがどんどん増えていきます。
親がつきっきりで教えてあげることは難しい場合は、家庭教師などプロの力を借りるのもひとつの手段。
家庭教師は、塾と違って個別指導になるので、わからないことを集中的に教えてもらうことができます。
また、勉強を教えるだけでなく、それぞれの子供にあった学習方法もアドバイスしてもらえます。
わからないことができるようになるので、勉強が好きになり、成績アップも期待できます。
まとめ
勉強できない子供の親は、勉強をするかしないかにだけ口をだすことが多く、「なぜ勉強が必要なのか」「勉強にはどんな楽しさがあるのか」を伝えきれていません。
学ぶことの目的がわかり、知らないことがわかるようになると楽しいと子供が思えるようになると、自発的に勉強するようになり成績も伸びていきます。
親が教えるのが難しい場合には、家庭教師を利用するなどし、子供に学ぶことの楽しさを教えてあげましょう。