日本酒は、温度によって味、楽しみ方が変わりますが、呼び方もいろいろな種類があったんです。
熱燗より熱い状態の日本酒を何というが調べたら、いろんな呼び方があり、それぞれ趣があって感動しました。
日本のお酒ならではの美しい呼び方を、ぜひ知っておきましょう。
熱燗より熱い状態の日本酒を何というか温度別の呼び方をまとめました
雪冷え(ゆきびえ)
冷蔵庫に入った状態の温度の日本酒を、雪冷え(ゆきびえ)と呼びます。
温度は大体5℃くらい。
雑味の多いお酒をこの方法で飲むと、すっきりとした味わいで飲むことができます。
雪冷えで飲むと美味しいお酒は吟醸酒。
フルーティーな味わいがキリっと際立って、口の中に入れると体温でほんわか良い香りを楽しめます。
花冷え(はなびえ)
冷蔵庫から数分経った状態の日本酒は花冷え(はなびえ)と呼びます。
温度は大体10℃くらいです。
生酒等のまろやかながらも爽やかな香りがする日本酒は、この方法で飲むとシャープな味わいになってオススメ。
サラッと飲みたい時は花冷えが一番!
涼冷え(すずびえ)
冷蔵庫から出して20分くらい経った日本酒は「涼冷え(すずびえ)」と呼びます。
温度は約15℃くらいですね。
本醸造酒や純米酒を飲む時には、ぜひ涼冷えで飲んでみてください。
甘みと酸味と苦味バランスよく融合して美味しく飲めます。
常温(じょうおん)
常温にすると味も香りもまろやかになってくるのが特徴。
常温で飲むと美味しいお酒は、純米吟醸酒や醸造酒。
厳選されたお米で作られたお酒を常温で飲むと、お米の発酵した味がしっかり感じられます。
温度は大体20℃くらいです。
日向燗(ひなたかん)
熱くも冷たくもない温度が「日向燗(ひなたかん)」です。
温度は代替30℃くらいです。
こちらのお酒を飲む時は、純米酒や純米吟醸酒がおすすめです。
まったりした味を引き出してくれますよ。
人肌燗(ひとはだかん)
人肌程度に温めたお酒が「人肌燗(ひとはだかん)」です。
人肌に近い35℃くらいが目安で、お米本来の味を楽しむことができます。
こちらも、純米酒や純米吟醸酒がおすすめです。
ぬる燗(ぬるかん)
温度にして40℃ほどの「ぬる燗(ぬるかん)」で飲む時には純米酒がおすすめ。
お米の美味しさにふくらみが増します。
上燗(じょうかん)
湯気が出るくらいの45℃くらいの温度に温めたのが「上燗(じょうかん)」です。
ふんわりした味わいが日本酒の味を際立たせてくれますよ。
上燗で飲む時は、日本酒の味がストレートに感じられる純米酒にかぎります!
熱燗(あつかん)
日本酒に詳しいお店だと、50℃くらいで燗をつける場合が多いです。
いわゆる「熱燗(あつかん)」ですね。
熱燗にすると日本酒は香りも味もシャープに。
本醸造酒で甘さが出すぎないすっきりした飲み口を楽しみたいですね。
とびきり燗(とびきりかん)
日本酒の中で一番熱い温度で飲む方法が「とびきり燗(とびきりかん)」です。
だいたい55℃以上の熱さです。
とびきり燗で飲むと、日本酒の味は一気に辛みを感じます。
純米酒や本醸造酒で時間の経過とともに味わいの変化を楽しみましょう!
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煮酒とは?
煮酒というのは、日本酒を沸騰させてアルコールを飛ばした状態を言います。
煮酒は、日本料理の中に入れられることが多いですよ。
飲み物としてのお燗とはちょっと違います。
「燗」とはどういう意味?
日本酒でよく使う「燗」とは、お酒を徳利に入れて温めることを言います。
熱燗の作り方の紹介
熱燗は自宅でも作ることが可能!
作り方は湯煎でとても簡単にできます。
- 徳利に9割くらい日本酒を入れてラップする
- 鍋に水を徳利の半分くらいになるように入れる※まだ徳利は入れません!
- 水だけを沸騰させて火を消す
- 沸騰していたお湯の中に徳利を入れて2.3分放置したら出来上がり!
ちなみに、ラップをするのは日本酒の風味が飛ばないようにするためです。
電子レンジでも作れます!
電子レンジで熱燗を作る場合は、徳利に9割日本酒を入れてラップをしたら、500Wで40秒温めるだけです。
冷たいお酒はなんと呼ぶ?
冷たいお酒のことは「冷酒」と呼びます。
最近は「ひや」と呼ばれることもありますが、「ひや」というのはもともと常温のままの日本酒のことを言います。
居酒屋などで注文する時には間違えずに頼みたいですね。
まとめ
日本酒は、7種類もの温度で楽しむことができます。
これだけ幅広い温度で楽しめるお酒は世界中探してもありませんよね。
覚えておくと、自分好みの温度のお酒を注文しやすくなるので、ぜひお酒を頼む時に使ってみてください。
ただし日本酒は酔いやすいので要注意。
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