ピーマンは栄養豊富で体にいいイメージがあります。
でも色や味が結構濃いので、ピーマンばかり食べるとなにか副作用的な症状が出たりしないかな?と心配になりますよね。
調べてみると、多少は食べ過ぎても大丈夫ということがわかりました。
1日に3個くらいは食べても問題はありません。
ピーマンの栄養は食べ過ぎると体に悪いのか
ピーマンはよほど大量に食べ過ぎない限り体に悪影響が出ることはありません。
ピーマンにはビタミンが豊富に含まれているので、ビタミン過剰症が気になる方もいるかもしれませんが、ほとんど心配する必要はありません。
例えば、ビタミンCは1日に1000mg以上摂取するとビタミン過剰症になる危険があります。
ピーマンでビタミンCを1000mg以上摂取しようとすると、10個は最低でも食べる必要があるのです。
これって、いくら無限ピーマンでがっつりいただこうと思っても、あまり現実的じゃないですよね。
だから、ピーマンはよほど大量に食べ過ぎない限りは体に悪影響を与えることはないのです。
1日何個まで食べて大丈夫?
ピーマンってスーパーにいくと結構安売りされているから、ついつい沢山調理して食べちゃうという人もいるかもしれませんが、1日3個までにしておくのがベスト。
そもそも、成人の1日のビタミンC摂取目安は100mg。
ピーマン1個に含まれるビタミンCは約38mgなので、3個くらいがちょうどよいのです。
ピーマンを代表する6つの栄養素をチェック
ピーマンには代表する6つの栄養素が含まれています。
1.ビタミンC
ビタミンCは還元作用が高いのですが熱に弱いというデメリットが・・・
でも、ピーマンに含まれるビタミンCは、熱を与えても破壊されにくいのが特徴です。
2. βカロテン
主に皮膚の健康維持に役立つのがβカロテン。
アンチエイジングをしたい時の強い味方です。
3. ビタミンB6
水溶性のビタミンで血液や筋肉の生成をサポートします。
皮膚の健康維持にも役立ちますよ。
4. カリウム
体内の塩分濃度を調節したりむくみを解消する働きがあります。
5. クエルシトリン
ピーマンの苦味成分。
ポリフェノールが含まれているので、アンチエイジングに効果的です。
6. カプサイシン
血液の流れをスムーズにして脂肪燃焼効果を助けます。
ダイエットサプリメントによく配合されている成分ですね。
ピーマンには栄養がないと言われる理由
こんなにも沢山の栄養が含まれているのに、ピーマンは「栄養が少ない」と言われることも。
ピーマンに栄養がないと言われる理由は、「ビタミンCが熱に弱いのに、ピーマンは苦いから加熱する料理ばかりになってしまい、栄養がほとんどなくなるのでは?」と考えられているからです。
でも、先ほどお伝えした通り、ピーマンのビタミンCは熱によって破壊されにくいので、ピーマンに栄養がないというのは間違いですね。
ピーマンの栄養素を活かす調理方法
ピーマンは加熱しても栄養が完全に失われる訳ではないし、生では苦いのでガツガツ食べれませんから、どんどん加熱処理して食べていきたいですね!
実は私は子供の頃からピーマンが大嫌いだったのですが、ピーマンが食べられるようになった調理方法が3つあるのでご紹介します。
これなら、子供でもちゃんと食べられますよ!
1. 無限ピーマン
ピーマンを細かく千切りして、塩コショウ・ゴマ油・鶏がらスープを入れて、レンジでチン!
私は大きめピーマン3個くらいを調理します。
2. ピーマンの肉詰め
ピーマンの肉詰めを子供達に食べてもらう方法は、ピーマンにしっかり火を通した後タレで煮込むこと!
ピーマンがシナシナになるくらい煮込めばご飯のお供に最適!
3. タモリさんのピーマンの煮物
ピーマンだけの煮物なのですが、最高に美味しいです。
ピーマン2個を好きな形に切った後、油で炒めます。
ピーマンに少し焦げ目がついたら、醤油・みりん・酒・水50ccに出汁をといたものを一気に入れて煮ます。
最後に鰹節を振りかけたら完成です!
ピーマンと食べ合わせが悪い食材
ピーマンを食べる時には、きゅうりや人参は一緒に食べることを避けたいもの。
きゅうりや人参には、アスコルビナーゼと呼ばれる酵素が含まれているのですが、この酵素にはビタミンCを破壊する働きがあるのです。
ピーマンの肉詰めを作る時って、サラダも一緒に出したくなりますが、きゅうりや人参入りのサラダはやめた方がよさそうですね。
種やワタにも栄養があった!
ピーマンを調理する時って、中の種とワタは取り除きますよね。
でも、ピーマンの種とワタには「ピラジン」と呼ばれる栄養素が含まれているんですよ。
このピラジンには、血流をスムーズにさせたり心筋梗塞を予防するなどの嬉しい効果が期待できます。
「野菜は捨てる所はない」って昔の人はよく言っていましたが、本当にその通りですよね。
まとめ
ピーマンは1日3個くらい食べておくのがベストです。
でも、3個以上食べたからと言って、重篤な副作用を起こすことはあまりありません。
ただ、アレルギーを持っている方は気を付けてくださいね!