中学受験合格を目指してサピックスに通う場合、習い事のバレエとの両立は可能なのか、どのような学習方法だと両立させやすいかを解説しています。
サピックスとバレエの両立は時間的に難しい
バレエのレッスンとサピックスの両立は不可能ではありませんが、時間的にかなり厳しいです。
理由は、学年があがるにつれ、サピックスの授業とバレエのレッスンの両方が増えるからです。
ですから、日程的に両立が難しくなるだけでなく、自己学習の時間を確保することが難しくなります。
サピックスのカリキュラムは、以下が基本です。
- 4年生:火・木週(校舎によって曜日は異なるが週2回)
- 5年生:月・木・金
- 6年生前期:火・木・土
- 6年生後期:火・木・土・日(難関校SS特)
サピックスに通う生徒は、中学受験を目標として入塾しますので、習い事との両立が難しくなる場合は、習い事を整理する生徒がほとんどです。
受験に合格したいけれどもバレエも今まで通り続けたいのであれば、勉強方法の見直しが必要になります。
中学受験は地頭だけで挑むのは難しい
中学受験の場合、いくら地頭が良い子であっても出題傾向やどのようなことを求められるのかを予め知っておく必要があります。
なぜなら、中学受験は高校受験や大学受験と違い、小学校で学ぶことと大きくかけ離れた問題が出題されるため、学校の成績が良くても対応できない可能性が高いからです。
受験先によっても出題傾向が違うため、中学受験をよく知っている講師から指導を受けることが必要です。
いつまで受験勉強とバレエのレッスンを両立できるか
いつまで受験勉強とバレエを両立できるかは、
- 中学に入ってからもバレエを続けるのか
- 志望校の合格ラインに対する子供の学力
を参考にして決めるため、子供によって答えが変わってきます。
受験後もバレエを続けたい場合
中学に入ってからもバレエを続けたいと考えているのであれば、6年生の夏までは今まで通りレッスンと受験勉強を両立させ、以降は受験後にスムーズに復帰できるよう軽いレッスンで体を動かしていくのが望ましいです。
ただし、現在の学力が合格ラインに達していない場合には、志望校のランクを下げるか、6年生の夏を待たずに勉強に集中したほうがいいでしょう。
将来的にバレエを続けるかわからない場合
中学生や高校生になってからも真剣にバレエを続けるのか現時点でわからないのであれば、バレエに割く時間の割合を下げ受験勉強に集中しましょう。
バレエはやり直しが可能ですが、中学受験は人生で1回きりです。
バレエがよい息抜きになっているのであれば、受験勉強の妨げにならない程度に続けていくといいです。
5年生はバレエを続けるかやめるかを決めやすい時期
バレエをしている女の子にとって、成長期のために身体が変わってくる5年生はひとつの転換期とも言えます。
体型がぽっちゃりしてきて、バレエから気持ちが離れてしまう子も多いです。
また、5年生頃からトウシューズを履き始める子が出てくるため、もっと上達したいと願う子と、あまり上達できそうにないからタイミングをみてやめようと思い始める子に分かれてきます。
どのくらい続けたい気持ちがあるのか、時間をとってゆっくり話を聞いてあげましょう。
バレエは受験との両立が難しい習い事のひとつ
バレエは、
- 拘束時間が長い
- コンクールや発表会があるので練習が必要
といった理由から、受験との両立が難しい習い事と言われています。
とはいえ、バレエのレッスンを頑張ってきた子供たちは集中力が高いことが多く、バレエを続けながらも上手に切り替えて勉強に集中し、受験合格を実現させている子も多くいます。
中学受験とバレエを両立させる方法
バレエを続けながら中学受験に挑む場合、自宅で勉強できるオンライン家庭教師を利用すると、時間と体力を節約しながら効率的な学習ができます。
サピックスとバレエを両立する場合の問題点
サピックスのような通塾は、移動時間が必要となるため、自宅や学校から塾が遠く離れていると無駄な時間が生じてしまいます。
また、塾は複数の生徒に向けた授業を受けるので、すでに理解していることを教えられたり、苦手な部分を詳しく学ぶことができないなど、非効率な面があります。
個別指導だと短時間で効率よく学べる
家庭教師のような個別指導は、自分が苦手な部分や受験合格のために強化しなければならない部分を重点的に教えてもらうことができるため、時間に無駄なく効率よく学習できます。
さらに、自宅で授業が受けられるオンライン家庭教師は塾への移動がなく、自宅に招く家庭教師とは違いお茶を出したり等の接待も不要なので、無駄な時間が生じません。
授業の振り替えが可能
オンライン家庭教師は通塾と違い授業の振替ができるため、コンクールや発表会が近付いてバレエのレッスンが増えても授業が無駄になりません。
塾とバレエの両立が時間的に難しいと悩んでいるなら、オンライン家庭教師に切り替えることで、限られた時間内で効率の良い学習ができるためバレエを続けながら受験合格を目指せます。
【まとめ】中学受験対策ができるのはサピックスだけじゃない
サピックスは学年があがるにつれ授業回数が増えるため、バレエとの両立は時間的に難しくなります。
なので、両立させたいなら、サピックスの授業に合わせてバレエのレッスン日を変更したり、レッスン量を減らすことが必要です。
バレエを今まで通り続けながら中学受験に合格することが一番の目的なら、サピックスに固執せず、時間を節約し効率的に学習できる勉強方法を選ぶべきです。
移動時間が不要で、自分が足りていないことを重点的に学べるオンライン学習を利用し、限られた時間内で効率よく学習しながら受験成功に繋げましょう。
※バレエと勉強を両立させたい人だけが見てください