高校受験に合格するためには、習い事をやめるべきかについて解説します。
高校受験のために習い事をやめるべきか
高校受験だからといって、必ずしも習い事をやめる必要はありません。
- 習い事が楽しく勉強を頑張るモチベーションになっている
- 将来習い事を生かしたプロになりたい
上記のような子は、受験期でも習い事を続ける意味があります。
ですが、現在の成績が自分の行きたい高校に合格するレベルに達していない場合は、受験勉強に専念するほうがいいでしょう。
なぜなら、どこに進学するかで自分の将来が大きく変わる可能性があるからです。
今現在だけでなく、将来を見据えた上で習い事と勉強のどちらを優先すべきかを考えましょう。
一時的なおやすみが可能な習い事もある
もし、高校に入ってからも習い事を続けたいという強い意思があるなら、一時的に休むことが可能な教室もあります。
また、習い事によっては通う回数を減らすことができる場合もあるので、相談してみましょう。
習い事のメリット
- 学校とは違う人間関係が作れる
- 勉強以外のことが学べ精神面で成長する
- 勉強の息抜きや気分転換になる
- スポーツ系なら体力や協調性が身につく
- 集中力や忍耐力が育つ
- 生涯を通じた趣味になる
習い事の大きなメリットは、学校生活だけでは得られにくいものが多いです。
習い事をやめることでのデメリット
習い事をやめると勉強にあてる時間が増えますが、勉強の気分転換ができなくなったり、これまで続けてきたことをやめた喪失感で勉強に集中できなくなる可能性があります。
習い事と受験勉強を両立できる子とやめたほうがいい子
両立できる子
- 勉強と習い事の両方に積極的に取り組める
- 習い事が大きな楽しみなっていて、行くことで勉強がはかどる
- 習い事の先生や仲間が、受験勉強に理解がある
- 限られた時間内での学習で合格を目指すと覚悟ができている
習い事をやめたほうがいい子
- 体力・精神面にストレスがかかり受験勉強に影響が出ている
- 現在の成績が志望校の合格ラインに程遠い
- 習い事の先生や仲間が受験勉強への理解がない
習い事先の理解も必要
習い事の先生やコーチ、仲間たちが受験勉強への理解がないと、続けることが難しい場合があります。
模試や入試と習い事の練習や試合・コンクールが重なった場合、休むことが許されない環境であれば、受験期に継続することは難しいです。
また、理解がある場合でも迷惑がかからないよう、「模試と重なったら休む可能性がある」など、予め習い事先の先生やコーチに伝えておきましょう。
やめる場合のタイミング
高校受験のために習い事をやめる場合、時期を決めてやめる子と目標が達成した時点でやめる子がいます。
時期でやめる場合は
- 中学3年への進級時
- 中学3年の夏休み後
のタイミングが多いです。
目標達成をやめるタイミングにしている子は、
- コンクールが終わったら
- ○級の試験に受かったら
- 地区大会が終わったら
と、どのタイミングまで頑張るかを決めています。
いずれにしても、予めやめるタイミングを決めておくと、やめた後に気持ちが切り替えやすく勉強に集中できるようになります。
中学3年生の成績は内申に関係するので、内申点を良くしたいと思っているなら中3になる前に習い事をやめることを検討してみましょう。
無理に習い事をやめさせるのはNG
子供が納得していないのに親が無理矢理やめさせてはいけません。
子供の中にやめさせられたというモヤモヤした気持ちが残り、勉強への意欲がなくなったり、親への不信感を持ってしまう可能性があります。
習い事をやめるかやめないかは、子供が納得したうえで決めるべきです。
習い事と受験を両立させたい場合の学習方法
習い事を続けながら受験勉強をしたい場合は、限られた時間内での効率的な学習が必要です。
とくに塾に行っている場合は、塾への往復の時間ももったいありません。
もし、通っている塾にオンライン講座があるなら切り替えて、時間の無駄を減らしましょう。
もしくは、塾から家庭教師などの個別指導に切り替えるのも、少ない時間で効率よく学べるひとつの方法です。
個別指導と習い事の相性がいい理由
- 自宅で授業が受けられるので移動時間が必要ない
- 受験合格のために必要なことに焦点をあてて教えてもらえる
個別指導は移動時間が節約でき、受験合格に直結した授業が受けれるため、勉強に充てる時間が少なくても効率よく学習できます。
最近は家庭教師もオンラインで授業が受けられ、授業の振り替えも簡単にできるため、習い事と授業が重なってもどちらも休む必要がありません。
習い事は続けたいけれど、勉強時間が足りなくなることに不安を抱いているなら、オンラインの家庭教師を利用することで限られた時間でも効率よく勉強でき、受験合格を目指せます。
まとめ:両立させたいなら学習方法を見直す必要あり
習い事をしながら高校受験に成功している子もいるので、受験を理由に習い事をやめる必要はありません。
習い事が勉強をする上で大きなモチベーションとなっていたり、将来の夢に習い事が直結しているのなら続けていく意味があります。
一方、習い事が体力・時間的に大きな負担となっていたり、志望校に合格するために必死に勉強する必要がある成績なら受験勉強を優先させましょう。
習い事と勉強を両立させたい場合は、限られた時間との戦いになります。
通塾の必要がなく、受験合格のために必要なことに焦点をあてて教えてくれるオンラインの個別指導を利用するなどして、効率よく受験対策していきましょう。