小学校から帰るとすぐに寝てしまう子供の原因と、どのように宿題などの勉強をさせればいいのかをまとめました。
小学校から帰ると寝てしまう子の眠くなってしまう原因
夜に寝ているのに、小学校から帰宅後に昼寝をしたがる原因は
- 体力不足による疲れ
- ストレスによる気疲れ
- 睡眠が関係する病気
の3つが考えられます。
1.体力不足による疲れ
- もともと体力がない
- 運動系のクラブや習い事をしている
- 通学距離が長い
もともと体力のない子供は、学校に行くだけで体力を使い果たすので、帰宅時には体力が残ってなく昼寝が必要です。
まあ、クラブや習い事で運動をしている子供や、学校の休み時間に元気に動き回る子供、学校が自宅から離れているため長距離を往復歩いている子供は、家に帰るとクタクタに疲れ眠くなってしまいます。
成長期による眠気
小学校高学年になると、成熟が早い子供たちは成長期に入ります。
成長期には、身体がエネルギーを必要とするため、疲れやすく眠くなりがちです。
2.ストレスによる気疲れ
- 慣れない学校生活の緊張
- 勉強やテストのストレス
- 友達関係によるストレス
小学校に入学した直後や、学年が変わったばかりの時期は、新しい環境に慣れていないため、緊張して疲れやすくなります。
また、学校生活は、勉強やテスト、友達関係など多くのストレスを感じていると、学校から帰宅しホッと気が緩んだときに眠気が襲ってくることがあります。
3.睡眠が関係する病気「過眠症」「HPS」
疲れなどの域を超え、睡眠障害レベル担っている場合は、「過眠症」「ナルコレプシー」などの、しっかり寝ていても日中に強い眠気が襲ってくる病気や、「HSP(ハイリーセンシティブパーソン)」のように周囲に気を使ってしまうため気疲れしやすい性質を持っている場合があります。
親の目から見て、どう見ても異常なほど寝過ぎていると思う場合には、一度専門機関を受診してみましょう。
病院によって診療科は違いますが、過眠症が疑われる場合は内科や脳神経内科・精神科を、HSPが疑われる場合は心療内科や精神科を受診してみてください。
帰るとすぐ寝てしまう子供への対処法
小学校から帰るとすぐに寝てしまう子供は、体力や気力を使い果たし疲れている状態なので、昼寝をさせてあげましょう。
ただし、長時間寝てしまうと、夜に目が冴えて眠れなくなる可能性があります。
夜間の睡眠は、成長ホルモンの分泌に大きく関係する大事な時間帯です。
昼寝をする時には、15分~30分程度にとどめ、深い睡眠となって目覚めにくくなる前に起こしてあげましょう。
そして徐々に
- 体力をつける
- 自分に合う生活サイクルを見つける
といった方法で昼寝をしなくても済む方法を模索しましょう。
体力をつける
体力がついてくると、学校から帰宅後に昼寝をしなくても宿題に取り組めるようになります。
体力をつけるためには、よく動くこと、3食きちんと食べて強い体を作ることが必要です。
スイミングや体操など、運動系の習い事で体力をつけるのもいいですね。
食事は、エネルギーとなる炭水化物や、体を作るタンパク質、体の調子を整えてくれるビタミンやミネラルなどを偏らないように摂りましょう。
自分に合う生活サイクルを見つける
宿題、夕飯、お風呂、明日の準備など、小学校から帰ってきてから必ずやらなければならないことを、どういう順番で、どのようなタイミングでやるかを決めておきましょう。
例えば、お風呂に入るとシャキッとするなら、帰宅後すぐに入浴するのもありです。
お風呂→宿題→夕飯→明日の準備と、やらなければならないことを先に済ませ、のこった時間にテレビをみたりゲームをしたりしましょう。
帰宅後眠くなってしまう子の2つの勉強法
1.朝方に切り替える
帰宅後どうしても眠くて勉強できない場合は、無理に夜に勉強せず、朝早く起きて勉強する朝方にスイッチしてしまいましょう。
朝は、頭がクリアなので実は勉強が一番はかどる時間帯です。
学校に行く時間が決まっているので、時間に限りがあるためダラダラ取り組むこともなくなります。
2.家庭教師と一緒に勉強する
小学校から家に帰宅すると、緊張感が解けて眠くなる子は、家庭教師と一緒に勉強させると気持ちにハリを持って勉強ができるようになります。
最近は、オンライン家庭教師も増えてきているので、先生が自宅に来ることに抵抗がある家庭でも安心です。
家庭教師は各子供の学力に合わせた指導をしてくれ、何を中心に教えてもらいたいかもリクエストできるので、学校の勉強についていけずストレスに感じている子にもピッタリです。
【まとめ】眠い原因を知り子供にあった勉強方法を見つけてあげよう
小学校に通う子供たちの中は、体力がなかったり学校生活にストレスを感じているため、家に帰ると疲れて寝てしまう場合があります。
疲れていると宿題もできませんので、
- 時間を決めて短い昼寝をする
- 夜の勉強をあきらめて朝に勉強する
など、子供に合った方法を一緒に見つけてあげましょう。
家だとホッとして眠くなってしまう子供には、家庭教師と一緒の緊張感をもった勉強時間を確保するのもひとつの手段です。
いつどのように勉強すれば眠くならずに集中できるのか、いろいろな時間帯や方法を試し、子供にあったやり方を見つけていきましょう。