「ハーブティーは添加物があまり含まれていないから健康的に飲めて安心♪」と思いがち。
でも、ハーブティーって飲む量や組み合わせによっては体に悪影響を及ぼすこともあるんです。
飲み過ぎは要注意です。
ハーブティーの飲み過ぎは体に負担がかかる可能性あり
ハーブティーは飲みすぎると体に異変が起こる可能性があります。
その代表的な症状としてよく挙げられるのが「下痢」。
ハーブティーには、整腸作用がある種類が数種類あるんです。
また、整腸作用がなくても体に大量にハーブエキスを入れることで消化器官が悲鳴を起こして下痢することもるんです。
副作用で考えられること
- 下痢
- 胃痛、腹痛
- 湿疹
- 肝機能障害
- アナフィラキシー
1. 下痢
ダイエットサプリによく含まれている「キャンドルブッシュ」というハーブがあります。
このキャンドルブッシュはデトックス効果が期待できるからダイエットサプリに含まれているのですが、大量に飲めば下痢をしてしまいます。
その他のハーブでも、飲む量や、飲んだ時の体調によってお腹がゆるくなる可能性があります。
昨日ね
しゃれおつなローブヒップ&ハイビスカスのハーブティ買って
夕飯後に飲んだんだけどその夜中お腹痛い痛いで
2回くらいトイレかけこみました今日調べてみたら
ローズヒップってビタミンCが鬼量
はいってるから人によっては
ひどい下痢になるらしい
ハーブティだからって安心できぬ…— Cororo (@cororo159) December 12, 2020
やっぱりハーブティーで下痢する事あんだ。ちょっと調べてみたけど、おいらが飲んでた緑茶とミントは私にはあかんかったようだや。えーも、美味しかったのになぁ。まだ残ってるヤツどないしよー。
— 厳しい時こそ「自分」が測られる。乗り越えられると思わなきゃあやってらんねぇだろ?あぁ? (@Pricinpality) September 15, 2020
2. 胃痛、腹痛
胃や腸を刺激しやすいハーブもあります。
市販店の薬局でも普通に買えるセンナが代表的な刺激しやすいハーブです。
センナは下剤効果が強めなんですよ。
だから、飲みすぎると下痢だけではなく腹痛も起こってトイレから出られなくなることもあります。
昨夜から下痢と腹痛。いつもと違う様子なので心配していたけど、、
犯人はiHerbで値段調整のためにテキトーに買ったハーブティ。便秘薬にも使われるセンナ入りでした… お腹壊した訳ではなかった、スッキリはした、かな。めでたしめでたし。— tn8 (@tneight00) October 19, 2020
3. 湿疹
私たちの生活に馴染みのある「イチョウ」。
イチョウのハーブティーは神経毒や細胞毒性が存在します。
これが体内に吸収されると下痢や湿疹症状が出る時があります。
イチョウ葉には、アレルギー物質であるギンコール酸が多く含まれております。健康食品を製造する場合には、ギンコール酸の除去を行わないと商品中に高濃度で残存してしまう。 湿疹などが出たら使用をやめて様子を見て下さい。イチョウ葉を干してお茶にするなんて馬鹿なことはやめてくださいね。
— かっちん玉 (@ksapuriasano) December 21, 2013
4. 肝機能障害
実は意外と多いのが肝機能障害の副作用。
ケーキやパンなど料理にも使えるシナモンやコンフリーには肝機能障害を起こす危険があります。
ハーブ危険三人衆を連れてきたぞ!
シナモン!クマリンという物質が含まれ摂りすぎると肝機能障害を引き起こす!
イチョウ!特に自家製イチョウ葉茶は神経毒・細胞毒の濃度が高い!湿疹や下痢を起こすぞ!
コンフリー!今は危険すぎて売られてないがエチミジンがたっぷりで肝機能障害を引き起こすぞ!— きのすら (@Cyn0sura) February 20, 2019
5. アナフィラキシー
植物アレルギーを持っている方だと、飲み過ぎることでアナフィラキシーショックを起こす可能性も十分あります。
呼吸器系の症状が出てしまうと最悪死に直結してしまう可能性があるので、要注意です。
ハーブティーを飲む時の注意点。こんな人は注意して
ハーブティーを飲む時には、
- 薬を服用している人
- 持病を持っている人
- 妊娠中や授乳中の人
は注意しながら飲む必要があります。
上記の方は、かかりつけの医療機関に相談し確認してから飲むようにしましょう。
薬を服用している人
ハーブは植物由来の飲み物だからと思いがちですが、ハーブの成分だって化学物質。
だからこそ、服用中の薬と相性が合わないこともあります。
中でも注意しなければいけないのが、成人病や高血圧の薬を服用している方です。
このような方は、ミント系のハーブやローズマリー、リコリスなど身近なハーブを飲むと危険な場合があるんですよ。
これらのハーブは血圧を下げる働きがあるので、薬との相乗効果で下がりすぎてしまう可能性があります。
持病を持っている人
持病がある方がハーブティーを飲むと、症状が悪化する場合があります。
例えば、リコリスにはホルモンバランスを変えてしまう働きがあります。
そのため、肝臓病・腎臓病・膠原病・高血圧・心臓疾患・糖尿病などの方は服用してはいけません。
また、ジュニパーペリーと呼ばれるハーブには強い利尿作用が。
腎臓病の方が服用すると大変なことになるので飲んではいけません。
妊娠中や授乳中の人
妊娠中や授乳中は、避けるべきハーブが沢山あります。
なぜなら、ハーブには子宮を収縮させる働きのあるものが沢山あるからです。
子宮を収縮させるハーブを飲んでしまうと、早産になる可能性があります。
また、ホルモンバランスが崩れたり赤ちゃんに母乳を通して悪影響が出ることも。
- ローズマリー
- アンジェリカ
- ウコン
- ワイルドチェリー
- ラズベリーリーフ
- リコリス
- ブラックコホシュ
- チェストベリー
- センナ
- セージ
- サフラン
上記のハーブは、市販店で買えたりダイエットサプリメントに含まれていたりするので気を付けてください。
妊娠中の場合、コーヒーや紅茶などカフェインの入ったものも飲めないので辛いですよね。
妊娠中もOKのルイボスティーなどを選ぶようにしましょう。
ハーブティーは1日何杯までがいいの?
でも、ハーブティーはアレルギーがなく健康に問題のない人なら、上手に取り入れればより心と体によい影響を与えてくれます。
でも、飲み過ぎはダメ。
では、どのくらい飲めば良いのかですが、種類にもよりますが、大体1日3~4杯にしておくのがベストです。
ただし、その日の体調や体質、種類によって量を変える必要はあります。
例えば、ダイエットサプリによく含まれるキャンドルブッシュはカップ2~3杯で下剤と同じ効果を発揮します。
ハーブティーを飲む時には、慣れ親しんだ名前であっても1日に飲んでいい量をチェックしてから飲むクセをつけたいですね。
まとめ
ハーブティーは健康に良いとも言われますが、飲み過ぎは体に良くありません。
種類によっては健康を害してしまうこともあります。
体調が悪い時は、逆効果になるかもしれません。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、薬を飲んでいる方は特に気を付けたいですね。
授乳している人も注意が必要なので、授乳中のママさん向けのハーブティーを選ぶと安心です。