じゃがいもが緑っぽくなっていることってよくありますよね。
じゃがいもの芽の部分は、毒があるとよく聞くので避けるようにしていましたが、緑っぽいところは意外と食べてしまうことがよくあります。
結論から言うと、緑に変色した部分は少しは食べても大丈夫ですが、やはり体には良くないということがわかりました。
じゃがいもが緑っぽい部分は少し食べたとしても大丈夫。でも毒性はある!
じゃがいもの緑っぽい部分は、少量を食べたとしても大きな問題になることは少ないです。
ただし、「ソラニン」という毒性物質が含まれているので、体に悪いことは確かです。
よくじゃがいもの芽は毒性があると言われていますが、その毒性物質がソラニンです。
芽の部分に多く含まれていますが、緑になった皮や中の部分にもソラニンは含まれています。
もし食べてしまっても、ソラニンによる毒性は大体24時間後には体外へ排出されます。
緑っぽい部分を食べた時の症状は?
じゃがいもの緑っぽい部分を大量に食べると、以下のような中毒症状を起こす可能性があります。
- 吐き気
- 頭痛
- 腹痛
- 下痢
- 脱力感
- めまい
- 呼吸困難
症状が出るまでの時間は大体20分くらい。
かなり早くに症状が出ます。
どのくらいの量を食べても大丈夫か
少量なら緑の部分を大丈夫と言われていますが、実際にはどれくらい食べても大丈夫かというと、目安は200gです。
じゃがいも1個の重さは皮付きで大体150g前後。
ですから、かなりの量を食べても大丈夫ということになります。
ただ逆を言うと、仲間で緑に変色したじゃがいもは食べないほうがいいということになります。
加熱しても毒性は変わらない
ソラニンの毒性は加熱しても量が減りません。
ですから、煮たり焼いたりしたから大丈夫、とはならないので注意しましょう。
参考:農林水産省
緑になっている部分の味は苦味が多い
緑っぽいじゃがいもは、普通のじゃがいもよりも苦味を感じやすいです。
すっぱいと表現する人もいます。
緑にならなくてもソラニンが増えていることもありますので、味がいつもと違うと感じたら食べないほうがいいですね。
食べた糖質が気になる人は、糖と脂肪の吸収を抑える糖脂リミットのようなサプリメントも検討しましょう。
甘いものを食べた後の罪悪感が減るだけでなく、体への負担も軽くなります。
緑に変色したじゃがいもの調理時の注意点
しっかり皮を剥く
緑色に変色するのは革部分が多いです。
なので、じゃがいもは皮ごとではなく皮をむいて食べましょう。
とくに、芽のある部分はしっかりととり除くようにします。
皮付きで食べたいなら芽をしっかりとること
どうしても皮付きで食べたいなら、できるだけ発芽してなく緑っぽく変色していないじゃがいもを選びましょう。
皮付きで調理する時にも、芽はしっかり取り除いてください。
家庭菜園のじゃがいもには要注意!
市販のじゃがいもはしっかり熟成されてから市場に出ますが、家で作られた家庭菜園のじゃがいもは未熟なものが多いです。
未熟なじゃがいもは、毒性をより多く含んでいますので、もし緑に変色していなくても皮をむいて調理しましょう。
芽が出たじゃがいもも食べられるので捨てないで!
発芽したり緑になっていても、皮を厚くむいて芽を取り除けば、食べることができます。
もし中心部分まで緑になっているじゃがいもは避けたほうが懸命です。
緑に変色する原因は「光」
じゃがいもが緑っぽく変色する原因は、太陽や蛍光灯など「光」です。
光にあたると皮が緑っぽく変色してしまうのです。
ソラニンの含有量が増え、じゃがいもの皮が緑色になってしまう原因は、太陽や蛍光灯などの光にあたること。
緑に変色させない予防方法は冷暗所での保存
緑に変色させないためにも、じゃがいもは冷暗所(10℃以下が望ましい)で保存しましょう。
冷蔵庫での保存はじゃがいもの保存に向いていません。
通気性の良いかごなどに入れて、冷蔵庫外の冷暗所で保存しましょう。
りんごはじゃがいもの芽の発芽を遅らせるエチレンを発生させるので、りんごと一緒に保存するといいですよ。
冷蔵庫での保存がダメな理由
じゃがいもを冷蔵庫で保存すると、糖の濃度が高くなり、炒めたり揚げたり調理をした時に、有害物質アクリルアミドがでやすくなります。
どうしても冷蔵庫で保存したい場合には、煮たり蒸したりする調理方法で食べましょう。
まとめ
緑っぽい色に変色したじゃがいもも量がそれほど多くなければ体への影響は殆どありません。
ただし、毒性はありますので、大量には食べないようにしましょう。
大量に買わず、緑に変色しにくい状態で保存しながら安全に食べるようにしたいですね。
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