中学受験をする子供が勉強をしない場合、親が放置してしまうとどうなるかについて解説します。
目次
中学受験なのに勉強しない子を放置するとどうなるか
小学生の場合、中学受験を目指すとわかっていても
「なぜ勉強をしなければならないのか」
「どう勉強すればいいのか」
がわかっていないことが多いため、親が放置し子供の自主性に任せたとしても、自ら勉強するようにはなりにくいです。
勉強しないままの状態を続けると
- 成績を追い越される
- 自分に自信がなくなる
- 志望校に入れなくなり、その後の人生設計が変わる
- 挫折感から自暴自棄になる
といった、未来を迎える可能性があります。
成績を追い越される
周囲の子供たちは受験に向けて脳勉強をしているので、今のまま勉強をしないで過ごしているとよっぽど地頭が良い場合を除き成績を追い越されてしまいます。
自分に自信がなくなる
塾の授業は受験に向けて難しくなるため、家庭での予習復習をしないとついていけなくなります。
成績を抜かれたり、授業についていけないことで自信がなくなり、やる気が失われますます勉強をしたくなくなります。
志望校に入れなくなり、その後の人生設計が変わる
勉強しなくても余裕で合格ラインの成績でない限り、勉強をしないまま受験すると志望校へ入れない可能性が高いです。
希望していた学校に入れないことで、行きたかった大学やなりたい職業も諦めなければならないこともあり、人生設計が大きく変わってしまいます。
挫折感から自暴自棄になる
中学受験に失敗すると、挫折感に苛まれ、自暴自棄になってしまう子もいます。
勉強をしないままだと進学が難しく、中卒や高卒で社会にでることに。
仕事に就けたとしても、大卒と比較すると給料が低く生活の質に大きな差が出てしまいます。
中学受験なのに勉強をしない理由
- 勉強する目的がわからないためやる気が出ない
- 「勉強しろ」と親に言われることへの反抗心
- 学校や塾の授業についていけず、勉強を楽しいと思えない
- 勉強する習慣がなかったため何をすればいいかがわからない
勉強しない原因は様々あり、子供によって違います。
中学受験そのものが嫌で勉強したくない子もいれば、やる気はあるけれども勉強の仕方がわからずにいる子もいます。
勉強の習慣をつけるためには、なぜ勉強をしないのかの理由を知らないと対策ができないので、子供とよく話しをして原因を探っていきましょう。
親がしてあげられる勉強しない子供への対処法
- なぜ中学受験をするのか理由を一緒に考える
- 勉強しやすい環境を整える
- 勉強はできると楽しいと知ってもらう
- 予定を具体的に立てる
なぜ中学受験をするのか理由を一緒に考える
子供が自ら中学受験に合格したいと思わないことには、やる気が出ず勉強しません。
中学受験をする目的を話し合い、本当に受験したいのかを明確にしましょう。
勉強しやすい環境を整える
それぞれの子供に合った、勉強しやすい学習環境を整えてあげましょう。
集中しやすい環境は、一人のほうがいい子や、人がいたほうが勉強がはかどる子などそれぞれ違います。
また、ゲームや漫画などが目に入る環境だと集中しにくいため、勉強する場所は気が散る原因となるものを置かないよう整理整頓を心がけましょう。
生活習慣リズムを整えることも必要
生活リズムが一定でない場合は、生活習慣を整えましょう。
「この時間帯は勉強する時間」と決めてあげると机に向かいやすくなります。
勉強はできると楽しいと知ってもらう
勉強すれば今までわからなかったこともできると実感すると、勉強がどんどん楽しくなるものです。
家庭教師など中学受験対策のプロのサポートを利用して、子供の苦手な部分を克服するなどし、勉強の楽しさを実感できる機会を増やしましょう。
予定を具体的に立てる
毎日何を取り組めばいいか具体的な予定を立ててあげることで、自分から勉強しやすくなります。
中学受験合格といった大きすぎる目標ではなく、「算数で今より10点アップを狙う」など小さな目標を立てて予定を組むと子供も頑張りやすくなります。
学習習慣がない子には個別指導が向いている
やる気はあるのに、何をすべきなのかがわからず逃げている子は、家庭教師のような個別指導で日々の勉強方法から教えてもらうと学習習慣を身につけることができるようになります。
通学の塾は、複数の生徒に向けられた一律の授業を受けるため、わからないことがあったら自宅での復習が必要です。
なので、自宅で勉強しない子はわからないことが次々と積み重なり、成績が落ちてやる気がなくなってしまいがちです。
個別指導が受けられる家庭教師だと、どこで躓いているのか、できるようになるためにはどんな勉強をすればいいかを具体的に教えてくれるので、何をすればいいかがわかり一人の時でも勉強に取り組みやすくなります。
勉強しない子を放置しても自ら勉強するようにはなりにくい
勉強しない子供を放置しても、自分からやる気を出して勉強し始める子はほとんどいません。
なので、放置し中学受験に失敗すると、自分に自信をなくしたり挫折感が残る可能性も。
さらに、希望する職業に就けないなど、将来に影を落とすこともあります。
なので、なぜ勉強をしないのかの理由を把握し、親ができることは対処してあげましょう。
家庭教師のようなプロの個人指導のサポートを受けると、勉強すればできることが増えるという達成感や、苦手な部分の克服で、勉強への意欲がアップします。
さらに、毎日何を勉強すればいいかを具体的に教えてもらうと、机に向かいやすくなり、中学受験合格に向けた学習習慣が身につくようになります。