春が一番の食べごろの「エシャレット」
エシャレットは殺菌効果があってこれからの夏の食中毒対策にもピッタリですが、食べ過ぎはよくありません。
食べすぎたときに起こりやすい不調を紹介しますね。
エシャレットの食べ過ぎで起こる可能性がある不調
エシャレットは1日3~5個程度にしておくのがベスト。
それ以上食べると、
- 胃腸の不調
- 口臭
といった軽い不調を起こすことがあります。
胃腸の不調
エシャレットには、殺菌作用をもつアリシンという成分が含まれています。
アリシンの殺菌作用はとても強く、善玉菌も殺してしまうほどの威力なので、食べ過ぎると腸内のバランスが逆に崩れてしまいます。
また、食物繊維であるフルクタンと呼ばれる成分も、食べ過ぎると胃に負担をかけます。
食物繊維は胃で消化されることがないので、大量に食べてしまうと胃もたれを起こしてしまうんですよ。
口臭
ニンニクに含まれるニオイ成分「アリシン」がエシャレットにも含まれています。
しかも、エシャレットはニンニクやニラと同じくらいのアリシンが含まれるので、沢山食べると口臭の原因になります。
エシャレットの食べた後の口の臭いを消す方法
エシャレットを食べたら口臭が気になる!
そんな時には、色々な方法で口臭をなかったことにできます!
牛乳を飲む
牛乳を飲むことで、口臭が口元まで来るのを抑えてくれます。
昆布を口に含む
昆布を口にいれると唾液の分泌が盛んになるので、口臭対策になります。
梅干しを食べる
梅干しには、胃酸の働きを助ける作用があるので口臭対策になります。
緑茶を飲む
緑茶に含まれるカテキンには、口臭が作られる原因を食い止める働きがあります。
エシャレットとはどんな野菜?
エシャレットは、らっきょうを軟白栽培したものなんです。
軟白栽培とは、光をあまり当てずに成長させる栽培方法のこと。
らっきょうは軟白栽培することでクセがなくなり、エシャレットになるんですよ。
どんな栄養がある?
エシャレットには、「アリシン」「フルクタン」が代表する栄養素。
この他にもビタミン類も豊富に含まれているんです。
- アリシン→血流をスムーズにしたり殺菌効果が期待できます。
- フルクタン→腸内環境を改善して、脂肪の吸収を抑えます。
また、デトックス作用や血糖値上昇を緩やかにする作用も期待できます。
- ビタミンB1→疲労回復効果
- ビタミンC→抗酸化作用があるアンチエイジング成分
- カリウム→利尿作用やだるさを軽減させます
- パントテン酸→抗ストレス作用や脂肪やタンパク質のエネルギー変換を助けます
- マグネシウム→整腸作用、血圧を安定させます
- カルシウム→精神を安定させ、筋肉や心臓の働きを助けます
どんな食べ方ができる?
エシャレットって一体どうやって食べたらいいのか分からないという方も多いのでは?
エシャレットは、生食用に栽培されているので、生で美味しく食べられます。
例えば、カレーの福神漬け代わりにしたり、味噌やマヨネーズで食べても美味しいんですよ!
辛みが気になる場合は、水にさらすと食べやすくなります。
この他にも、味噌炒めや甘酢漬けで食べるのも人気です。
葉の部分も食べられる!
エシャレットは葉の部分も美味しく食べられるんです!
柔らかい葉は、天ぷらやかき上げにして食べられますし、硬くなった葉も湯がけば柔らかくなるので、味噌敢えにすると美味しいんです!
エシャレットとエシャロットの違いは?
エシャレットとエシャロットって実は全然違うんです。
まず、エシャレットは静岡県で栽培された根らっきょう。
軟白栽培されていて、らっきょうよりもクセがないのが特徴です。
一方、エシャロットはフランス料理の香味野菜として出てくる食べ物です。
玉ねぎみたいな形をしているのが特徴です。
まとめ
エシャレットは、らっきょうを作る段階で早取りした野菜です。
水にさらして食べると栄養価も高くて食中毒予防にもなりますが、食べ過ぎると胃腸不調や口臭が強くなるという副作用もあります。
上手に食べて、エシャロットを生かして食中毒対策をしてみてもいいですね!