キウイはカットした時に糸引く時がありますよね。
買ったばかりで傷んでなくても、ネバネバと糸を引くと腐っているのかと思って食べるのを躊躇してしまいます。
でも、キウイが糸を引くのはペクチンのしわざで、腐っているからではありません。
この記事では、
- キウイが糸を引く理由
- 腐っているときとの違い
- キウイの日持ちや長持ちさせる方法
などを紹介しますので、よかったら参考にしてください。
キウイが糸引くのはペクチンのしわざ
キウイをカットした時に糸引くのは腐っているわけじゃありません。
だから、食べても大丈夫です。
糸の正体は「ペクチン」と呼ばれる水溶性食物繊維のことです。
ペクチンは結構身近な成分で、粘度を上げる性質があります。
例えば、私達が普段口にするジャムにも、粘度を上げるためにペクチンが使われていることがよくあります。(ペクチンは薬局で売っています)
ペクチンはリンゴやキウイなどの種が多いフルーツにはよく含まれているので、ジャムにする時はペクチンをわざわざ買わなくても砂糖を加えるだけで勝手にジャム状になります。
一方、グレープフルーツやミカンなど、ペクチンがあまり含まれないフルーツは、薬局でペクチンを購入して入れると、ジャム状にすることができるんですよ。
キウイから出てくる糸の正体は、そのジャム状になる元「ペクチン」なので、食べても問題はありません。
キウイが腐るとどうなるか見分け方を紹介
キウイは、腐るとカットしなくても見た目で判断できちゃいます。
キウイは腐ると・・・
- カビが生える
- 酸っぱいニオイやアルコール臭がする
- 先からシワシワになってくる
- 変色する
- 泡が出る
もう、キウイって腐ると見た目からしてアウトになるんです。
キウイの食べ頃はどうやって見分けるのか
キウイの食べごろを判断するなら、手で優しく握ってみるのが一番!
キウイを持ってちょっとだけ力を入れてみると、柔らかい感じがしたら美味しい食べごろです。
更に、「最後の最後まで甘―く食べたい!」なら、両端に軽く力を入れてみましょう。
両端も柔らかい状態なら、先端まで甘く美味しく食べられる、一番の食べごろです!
キウイの賞味期限。どのくらい日持ちするの?
キウイって、そのまま売っている時もあればカットした状態で売っている時もあって、いつまで日持ちするのかよく分からない時がありますよね。
しかも、キウイは賞味期限や消費期限も記載されていないんですよ。
そこで、ちょっとキウイの日持ちをそのままの状態とカットした状態で分けてみました。
皮付きのまるごとのキウイ
まだ熟していない硬いキウイなら、1ヵ月くらいは常温保存が可能です。
一方、熟したキウイは冷蔵庫やチルド室での保存になります。
この場合、2週間程度は保存が可能です。
私の経験上、スーパーの熟す一歩前のキウイは、2週間くらい持ちます。
カットしたキウイ
カットしたキウイの保存期間はそんなに長くありません。
カットされたキウイは冷蔵庫保存でも2日くらいしか持たないので、早めに食べてしまうことが大事です。
キウイの保存方法。長持ちさせるにはどうすればいい?
熟してないまるごとのキウイ
まだ熟していないキウイの場合、新聞紙やキッチンペーパーをぐしゃぐしゃにして1つずつ包んでいきます。
その後、5個くらいを1つのポリ袋に入れて、空気の穴をいくつか作って保存します。
また、熟したキウイも同じ要領で包み、冷蔵庫に入れましょう。
カチカチの熟していないキウイで、「もっと早く食べたい!追熟を早めたい!」という場合は、リンゴを一緒に入れて保存してください。
エチレンガスが発生して追熟が早くなります。
カットしたキウイ
カットしたキウイは酸化が進まないように、カットした部分にラップを当てます。
さらに今度はキウイ全体にラップをかけて空気を抜き、冷蔵庫で保存します。
長持ちさせるには冷凍保存かドライフルーツにしよう
そして、キウイを出来るだけ長持ちさせたいなら、キウイを細かく切って冷凍庫で保存してみましょう。
触感は崩れますが、ジャムを作りたい時には簡単にできますよ!
また、ドライフルーツもおすすめ。
ドライフルーツは、キウイの皮を剥いて3~5ミリの厚さに輪切りにしたら、キチンペーパーで水分を軽くふき取ります。
その後、夏なら2日くらい、冬なら4日くらい天日干ししたら完成♪
すごく簡単にでき、しかも美味しいです。
まとめ
キウイをカットした時に出てくる糸みたいなものは、ペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維です。
安全性には全く問題ないので、安心して食べてください!
ただ、見た目やニオイが明らかにおかしい場合はキウイが腐っている証拠です。
このような場合は勿体ないけど食べないようにしましょう。
キウイは栄養満点なので、食べきれない時は冷凍したりして全て食べきりたいものですね!