「モンスターエナジーを飲んだ後は体が元気になるけど、その後の疲労感が辛い」「副作用がヤバい」というコメント見たことがありませんか?
さらに、アメリカでモンスターエナジーを飲み過ぎて死亡した例もあるという記事を見るたりすると、怖くなりますよね。
モンスターエナジーの飲み過ぎはどんな影響があるのか、症状や副作用をみていきましょう。
エナジードリンクを飲み過ぎるとどんな症状が出やすいのか
モンスターエナジーを飲み過ぎると、さまざまな症状が出やすいと言われています。
例えば・・・
- 動悸
- 不眠
- 神経過敏
- 頭痛
- 吐き気
- 頻尿
- 手足の震え
などなど・・・
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、これってカフェイン中毒の症状やや低血糖の症状と似ていますよね。
そもそもカフェインには眠気を吹き飛ばす効果が期待できるのですが、過剰に摂取していると上記のような症状が出てきます。
また、モンスターエナジーにはコーラやファンタと同じくらいの糖分が含まれています。
だから、大量に飲むと糖分の摂りすぎとなり糖尿病になったり、逆に血糖値がドンと上がった後に急低下する時に出やすい低血糖の症状が出る可能性があります。
心臓や肝臓への影響もある
米国心臓学会は、
- モンスターエナジーを服用後4時間で不整脈や血圧上昇が確認された
- 不整脈の原因でもある心拍の興奮~鎮静までの時間が伸びた
- これらの心臓への負担はカフェインと何かが相まって起きている可能性が大きい
と発表しています。
つまり、モンスターエナジーは一時的には「いい」と思えるドリンクなのですが、長期的に見ると心臓への負担が大きいということですね。
また、肝臓への負担もあります。
モンスターエナジーには角砂糖10個くらいの糖分が含まれています。
沢山の糖分を摂取すると、肝臓がブドウ糖に変換できなくなって中性脂肪として貯蔵します。
そのため、成人病になりやすくなってしまいます。
モンスターエナジーに関連する死亡事故について
アメリカでは、モンスターエナジーを毎日数本飲み続けた14歳の少女が死亡してしまったという事件もあります。
少女が死亡した原因は「カフェイン中毒」。
なんと、1日480mgものカフェインを摂取していたそう。
カナダなどでは成人でも1日のカフェイン摂取量の目安は400mgなので、かなりオーバーしてしまっていたんですね。。。
たった2本でカフェインの摂りすぎになってしまうモンスターエナジー、やっぱり飲み方は考える必要がありますね。
エナジードリンクと栄養ドリンクは違う
そもそも、モンスターエナジーは栄養ドリンクを間違えている方も多いですが、全く栄養ドリンクとは違うんですよ。
例えば、リポビタンDなどの代表的な栄養ドリンクは厚生労働省が一定の安全性や効果を認めた医薬部外品。
一方、モンスターエナジーは清涼飲料水に属します。
つまり、国も一定の安全性や効果を認めていないということですね。
他の飲み物とのカフェインの比較
モンスターエナジーは他のドリンクと比べて、どのくらいのカフェインが含まれているのか?
100g当たりのカフェイン量をご紹介します。
この一覧を見れば一目瞭然かも!
モンスターエナジーは100gあたり40mgのカフェイン量です。
・抹茶→64mg
・コーヒー→40mg
・紅茶→30mg
・ウーロン茶→20mg
・煎茶→20mg
上記でおわかりの通り、モンスターエナジーはカフェインが多いと有名なコーヒーと同じ量のカフェインが含まれているんです。
しかも、モンスターエナジーはコーヒーよりもガブガブ飲みやすいです。
だから他のカフェイン量が多い飲み物よりも、簡単にカフェインを大量に摂取してしまうのです。
1日何本のむと危険?
欧州食品安全機構(EFSA)がカフェインの安全量を示したものによると・・・
成人の場合は1日5,7mg/kgとしています。
体重別で見ると、
- 40キロなら1日228mgまで
- 60キロなら1日342mgまで
- 80キロなら1日456mgまで
とされています。
モンスターエナジー1本500mlのものだとカフェインは(40mg×5)=200mg含まれている計算になるので、やっぱり1日1本に留めておいた方がいいですね。
もう、体重によっては2本目でアウトです。
まとめ
モンスターエナジーは飲み過ぎるとカフェイン中毒になる危険があります。
また、血糖値も上昇しやすく、アメリカでは死亡事故も起こった程。
モンスターエナジーを飲む時には、多くても1日に1本にしておきましょう。
そして毎日は飲まないほうが体のためです。