赤ちゃんに葉が生えてくると、寝かしつけで母乳やミルクを与えている時に、虫歯ができないか心配になりますよね。
授乳が虫歯の原因にならないとは断言はできませんが、母乳やミルクよりも、他の食べ物の残りカスのほうが問題になることが多いです。
この記事では、寝る前の授乳が虫歯にどう影響するのか、赤ちゃんの歯をまもるためにはどうすればいいのかを紹介します。
寝かしつけの時の授乳と虫歯との関係
母乳を飲みながらの寝かしつけが続くと、虫歯が出来てしまうのではないかと心配になります。
結論から言うと、月齢で進んでも授乳したまま寝かしつけていると、虫歯になる可能性があります。
とは言え、赤ちゃんにとって授乳はお母さんとのスキンシップをとる大切な時間。
母親としては赤ちゃんが健やかに育ってほしいと思えば、すぐに授乳はやめられませんよね。
つまり、寝かしつけ時の授乳は、月齢が進めば虫歯になるリスクが高まりますが、赤ちゃんの精神安定剤にもなっているということなのです。
赤ちゃんの虫歯の原因。母乳の成分で虫歯になったりしない?
では、そもそも赤ちゃんが虫歯になる原因は何なのか?
実は、母乳と虫歯の関係は研究途中なのですが、今の所、母乳だけでは虫歯になるリスクはないと言われているのです。
実際に、母乳を入れた容器の中に乳歯を入れて放置してみても虫歯は発生しなかったという実験結果があるのですよ。
つまり、赤ちゃんの虫歯の原因は母乳+αが原因になっているということなのです。
その+αとは何なのか!?
これはもう、言うまでもなく離乳食やおやつなどの“タンパク質”ですね。
離乳食やおやつの食べ残しがある状態で寝かしつけ時に授乳をすることで、虫歯になるリスクを高めてしまうという訳です。
寝る前や夜中に母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんの虫歯対策
赤ちゃんにとって、お母さんとのスキンシップ&精神安定剤ともなる母乳。
一方で虫歯のリスクがあるとなれば、卒乳するのも悩ましいもの。
やはり、虫歯対策もしつつ赤ちゃんが落ち着くまでは授乳をしたいですよね。
そこでオススメする虫歯対策は3つあります。
1.ガーゼで拭く
赤ちゃんの歯は5~6カ月くらいになると生え始めます。
かわいい小さな歯が生え始めたら、寝る前にガーゼで拭いてあげてください。
「それだけで大丈夫なの!?」と不安に思うかもしれませんが、月齢が低い内はこのくらいのケアで十分です。
夜中に授乳が必要なら、そのまま与えても問題ありません。
しかし、月齢が進んで歯が何本か出てきたら歯磨きをさせるようにしてください。
2.歯磨きやフッ素を徹底する
先輩ママの口コミを確認すると、「夜の授乳で虫歯になった」という方もいれば「2歳まで与えていたけど虫歯が一本もない」などなど・・・本当に様々です。
しかし、1歳を超えて寝かしつけに授乳していたにもかかわらず、大きくなっても虫歯がないという方に共通することは、「歯磨きをしっかりしていた」ということがあります。
授乳をした後や食事後にしっかりと歯磨きをすることで、赤ちゃんが満足するまで虫歯にならずに母乳を与え続けることが出来るのかもしれません。
また、1歳を過ぎたら定期的にフッ素を塗りに行くというのも効果的な虫歯予防です。
3.大人の箸で食べ物を与えない
大人が口をつけた端で赤ちゃんに食べ物を与えることで、虫歯となる菌まで赤ちゃんの口の中に入り込んでしまいます。
赤ちゃんに離乳食を与える時は、赤ちゃん専用の端やスプーンを使うように心がけることも大切な虫歯予防なんですよ。
まとめ
赤ちゃんの寝かしつけに授乳をし続けると虫歯になる可能性があります。
これは、母乳に虫歯になる成分が含まれている訳ではなく、離乳食やおやつの食べかす(タンパク質)が残っている状態で母乳を与えることが虫歯の原因と考えられています。
とは言っても、赤ちゃんにとって授乳はママとのスキンシップの時間でもあり、精神が安定するもの。
そのため、授乳をしたい時はガーゼや歯磨き、フッ素などを活用して出来るだけ虫歯の元となるタンパク質を口内に残さないように心がけましょう。